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長野県弓道連盟

Nagano Kyudo Federation

 
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長野県弓道連盟 会長挨拶

会長胸像
2024年03月
長野県弓道連盟会長
松島貞治
中期計画策定など全弓連の動き

 会長が療養中の中で評議員会も開催させていただき令和6年度(令和6年4月から)の準備ができました。 ありがとうございました。私事ですが、2月13日にリハビリ病院へ転院し、現在リハビリ中です。 脳梗塞の起きた場所によるらしいのですが、嚥下障害が起こり、口から食事がとれるようになる訓練に時間がかかりそうで5月下旬の復帰を目指しています。 この復帰は、会長の仕事をそれなりにということで、弓を引くのは、一年くらい先になりそうです。皆様に迷惑かけており改めてお詫び申しあげます。
さて、昨年12月から令和6年2月号の弓道誌、12月は、国体特集で長野県選手の活躍、1月は、遠的選手権で岩村選手の活躍に目を奪われましたが、後ろの方に全弓連の中期計画のことが載っています。 それに触れたいと思います。設立80周年を見据えながら中期計画を策定して進めていくということです。その基礎資料を見ますと、会員登録人口は、約14万人(私は15万と言ってきましたが)です。 そのうち一般会員は4万人です。長野県にいると一般会員はもっと多くの人がいると思いますが、競技人口としては小さな団体といえます。残りは学生、多くは高校生です。
 さて、この計画の中で、組織運営に関し、ガバナンスの確保等から加盟団体の法人化の推進がいわれています。調査をして、3つに区分する、1は、法人化の要求となっています。 長野県の規模から、この「1」に分類されると思います。会長就任以来、法人化も念頭にありますが、いよいよそういう時代か、ということです。一般社団法人が想定されます。 また、審査の件で、申込を全弓連HPから直接できるように、との提起もあります。これができれば、地連の事務量は相当軽減されます。 いま木下理事が一人で担当してくれていますが誰でもできる仕事ではありません。早く実施してほしいものです。
 次に、全弓連が部会制から委員会制になり、弓に関することを決めていた基本計画部会が指導委員会になりました。 指導委員長は、基本計画部会長の岡崎範士が就任。その岡崎委員長の会長との対談、委員長に聞く「指導委員会からの提言」が載りました。 委員長のいう、個性ある射が消えた、射に自己主張がない、といったことは岡崎範士のもともとの意見であったと思います。 2月号の提言では、体配に気を取られ本来の射が引けていない。体配では、合わせることと追い越し禁止という縛りをなくします。 入退場の礼、射位での膝の生かし方、襷さばきの考え方などに触れておられます。
 ここで思い出しますが、故浜範士(元県連会長)が全弓連の指導委員長の時に、統一見解集(のちに副読本)を出されたと思うのですが、あまり細かいことを決めたくないと言っていた記憶があります。 例えば、二番が立つ間合い、胴造りの終わるころ・・こういった表現でいい。失も3原則によって処理すればいい、ということだと思います。しかし、その後、統一見解集が出され、その後副読本になりました。 以来、講習会では、ここはどうすればという質問が多くなりました。確かに、こうすればいいのでは、が、こうしなければならない、となっていく傾向があり、指導、講習が今のままでいいのか、という意識もあります。 全弓連の会長が代わり、会長の意向で変わっていくことも経験してきました。今回の指導委員長の提言は、理解したいと思いますが、ただ、副読本もつくりここまで来た中で、中央委員の先生方への理解、地連への徹底など大変なことと思います。 特に、初心者指導など、ある程度の決まり事がないと困ります。地連が委託されている4段以下審査は、いままでどおりに実施していきますが、今後指導委員会の提言がどういう形になるのか、注視していきたいと思います。 ただ一つ、岡崎委員長が1月号の会長との対談の中で、弓道体験教室に触れて、そこで、先ず入退場の厳しい所作等を学ばせようとすることに重要性はあるのか、と思います。 まずは楽しく引かせなさい、と。こう述べておられます。私も中学生、高校生を見ながら、これはこのとおりだなあ、と感じました。
倒れたときは大変でしたが、一命を取り留め病院生活が長くなったこともありしばらくぶりに弓道誌をよく見ました。
 皆さん、健康に気を使ってがんばってください。


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